バーネット法は、数あるベッティングシステムの中でもあまり知られていない、比較的最近になって提唱されたメソッドです。ここでは、そんなバーネット法の使い方とメリット、そしてデメリットも詳しく紹介していきます。
オンラインカジノの攻略法バーネット法をマスターしよう
オンラインカジノ攻略法のバーネット法は、うまく使いこなせばリスクを抑えながら利益を最大化することができます。しかしまずは、その仕組みを理解しておかなければなりません。
なお、オンラインカジノでバーネット法の使用は基本的に規制されていません。また、幅広いカジノゲームで実践できるというメリットもあります。
オンラインカジノの攻略法・バーネット法とは
オンラインカジノ攻略法として広く周知されているものにはマーチンゲール法、パーレー法、フィボナッチ法、オスカーズグラインド法などさまざまなものがありますが、正確にはこれらはすべて一定の法則に基づいてベット額を変えていく「ベッティングシステム」と呼ばれるもの。
カジノのバーネット法も、このベッティングシステムの一種に属します。
賭け金を1勝する度に「1→3→2→6」と増やしていく
バーネット法の仕組みは非常にシンプル。負けるまで「1単位→3単位→2単位→6単位」という法則でベットを増やしていきます。4連勝後は負けるまで6単位賭け続け、負けたら再度1単位から再開します。
ちなみに英語ではシンプルに「1326 betting system」と呼ばれています。「バーネット法」はおそらく日本独自の名称だと思われますが、その起源ははっきりとしません。
連勝時の勝利金が最大化され利益を大きく積み上げられる
連勝していくとベット額が上がっていくため、単純に1単位賭け続けるフラットベットよりも利益が大きくなるのがバーネット法の特徴です。
堅実な戦略として損失を最小限に抑えられる
また、利益は大きくなる反面、1敗しただけで全部の利益が吹き飛ぶパーレー法ほどのリスクをとらなくて済みます。
バーネット法と相性が良いおすすめのカジノゲーム
バーネット法は勝率が約50%あって、配当が2倍になるベットに最適です。つまり、バカラのプレイヤーとバンカーベット、ルーレットのイーブンマネーベット(赤/黒、奇数/偶数、ハイ/ローなど)、ブラックジャックなどがこれに該当します。
バーネット法のメリット
それでは、バーネット法の具体的なメリットにはどんなものがあるんでしょうか?
コツコツと利益を出したい人にぴったり
バーネット法を使っても一撃で大勝を収めることはできません。反面、長い時間をかけてじっくりと利益を積み上げていきたいプレイヤーに向いています。
勝利の度に賭け金が増加のチャンスが狙える
一撃で大勝はできないものの、連勝が続けば同じ額を賭け続けるフラットベットよりも格段に大きな利益を上げることができます。
負けた場合の損失リスクを抑えることができる
連勝時はより大きな利益を上げられる反面、連敗時は損失を最小限に食い止めることができます。
やり方がシンプル
バーネット法に複雑な計算は必要ありません。すぐに慣れるので、紙とペンで記録する必要すらなく簡単に実践することができます。
バーネット法のデメリット
バーネット法にはメリットだけでなく、当然デメリットもあります。どんなベッティングシステムにも共通することですが、そもそも長期的に勝ち続けることができるシステム(必勝法)なんてものは存在しません。
では、バーネット法の具体的なデメリットとは、どんなものなのでしょうか?
利益を増やすためには連勝する必要がある
勝った時に賭け金を増やしていくバーネット法では、当然ある程度連勝をしないと利益が出ません。
勝ち負けが交互になると損失が増える
1勝1敗が続くと、勝ちは1単位、負けは3単位なので、2単位ずつ負け続けていくことになってしまいます。フラットベットをしていればチャラで済むところが、勝ち負けが交互に続くと大きく負け越してしまうのがバーネット法最大の欠点です。
大きな利益を短期的に出すことが難しい
4連勝以上して6単位ずつ稼げる状況にもっていけるならまだしも、4連勝自体なかなかできるものではありません。したがって、ある程度の利益を出すには腰を据えてじっくり続ける必要があります。
負けが続くと少しづつ損失が増えていく
負けると最低でも1単位を失うわけで、当然ながら負けが続くと損失も積み重なっていき、挽回するのが難しくなります。
バーネット法の実践手順
それでは、バーネット法を実際に実践する際の手順を見ていきましょう。
バーネット法を実践する際の流れ
おさらいします。バーネット法は、勝率約50%で勝てば配当が2倍になるゲーム(ベット)で使うのが理想的です。勝ちが続くかぎり、「1→3→2→6」という単位でベットを増やしていきます。4連勝後は6単位のまま賭け続け、負けたら最初の1単位に戻して最初から仕切り直しします。
バーネット法を利用した場合のゲームのシミュレーション
それでは、「1単位=100円」と仮定して、バーネット法を使ってバカラのプレイヤーに10ラウンド賭けるシミュレーションをしてみます。
バーネット法に成功している状態
10ラウンドでの成功例がこちらです。
ラウンド | 賭け金(円) | 勝敗 | 合計収益 |
1 | 100 | 負 | -100 |
2 | 100 | 勝 | ±0 |
3 | 300 | 勝 | +300 |
4 | 200 | 負 | +100 |
5 | 100 | 負 | ±0 |
6 | 100 | 勝 | +100 |
7 | 300 | 勝 | +400 |
8 | 200 | 勝 | +600 |
9 | 600 | 勝 | +1,200 |
10 | 600 | 負 | +600 |
通算で6勝4敗の2勝分の勝ち越しながら、6単位分の金額を勝ち越しているのがわかります。
バーネット法に失敗している状態
次に、失敗例を見てみましょう。
ラウンド | 賭け金(円) | 勝敗 | 合計収益 |
1 | 100 | 勝 | +100 |
2 | 300 | 勝 | +400 |
3 | 200 | 勝 | +600 |
4 | 600 | 負 | ±0 |
5 | 100 | 勝 | +100 |
6 | 300 | 負 | -200 |
7 | 100 | 勝 | -100 |
8 | 300 | 負 | -400 |
9 | 100 | 勝 | -300 |
10 | 300 | 負 | -600 |
こちらの失敗例だと同じ6勝4敗ながら、なんと6単位のマイナスです。このように、3連勝後に負けてしまうと一気に利益が吹き飛び、連勝しないとさらに傷口が広がってしまうのがバーネット法の最大の欠点です。
バーネット法を仕切り直すはっきりとしたタイミングはありませんので、各自で投入する資金と費やす時間をあらかじめ決めておいて、それをきっちり守るようにしましょう。
バーネット法で利益を出せる可能性
どんなベッティングシステムにも言えることですが、長期的には必ずハウスエッジ分負けることになります。数百ラウンド程度ならうまくハマって大きく勝てる可能性もありますが、最終的には絶対に利益を出すことはできないということは覚えておきましょう。
バーネット法が使えるカジノゲームで勝てる確率
バーネット法に適したカジノゲームのベットの1ラウンドごとの勝率は以下のとおりです。ブラックジャックはナチュラル、ダブルダウン、スプリットが発生するため、単純にハンドあたりの勝率を算出することはできません。
- バカラのバンカーベット:50.68%
- バカラのプレイヤーベット:49.32%
- ルーレットのイーブンマネーベット(赤/黒、奇数/偶数、ハイ/ローなど):48.64%
バーネット法で勝てない場合にプレイヤーがすべきこと
バーネット法はカジノゲームの必勝法ではありません。したがって、出だしでつまずくと逆転するのはなかなか難しくなってしまいます。
その場合はゲームテーブルを移動するか他のベッティングシステムシステム(攻略法)を試してみるのも良いでしょう。もしくは、その日はすんなりと諦めて後日再度チャレンジしましょう。
バーネット法と似たオンラインカジノ攻略法
他にもバーネット法に似たベッティングシステムは考案されているのでご紹介しましょう。
グッドマン法
「1→3→2→6」というランダムな単位を賭けていくバーネット法に対して、規則的な数列を賭けていくのがグッドマン法です。グッドマン法の場合は「1→2→3→5→8→」という順番で賭けていきます。3ラウンド目以降は、前2ラウンドのベット額を合計したものを賭けていくという仕組みです。
バーネット法同様、負けたら再び1単位から再スタートします。勝つためには連勝することを条件としている点でも、バーネット法に似たベッティングシステムです。
パーレー法
パーレー法はマーチンゲール法と並んで、最もシンプルなベッティングシステムのひとつです(ちなみに「パーレー法」は完全な誤訳で、正確には逆マーチンゲール法)。
パーレー法では「1→2→4→8→16→」という数列に従い、勝ったらベットを倍にしていきます。連勝が続けばわずかな元手で大勝できる反面、1回負けると必ず最初の1単位分がマイナスになるという低リスク高リターンな戦略です。仕組みは非常に単純ながら、プレイヤー自身がやめ時を見極めなければいけないという点では実践が難しい戦略です。
バーネット法利用時に勝率を上げるヒント
では、バーネット法を使って勝率を上げる方法はあるんでしょうか?
繰り返しになりますが、バーネット法を使っても長期的な勝率を上げることはできません。あくまでギャンブルとしてカジノゲームを楽しむ心がけで臨むようにしましょう。具体的な注意点には、以下のようなものがあります。
利益確定と損切りラインを守る
バーネット法を使っても使わなくても、ハウスエッジがあるカジノゲームであるかぎり長期的には必ずマイナスになってしまいます。勝ち逃げと損切りするポイント、もしくはプレイする時間はあらかじめ決めておき、それから逸脱しないよう心がけましょう。
バンクロール管理をしっかり行う
6単位以上に賭け金が上がることがないバーネット法ではテーブルリミットを気にする必要はないでしょうが、バンクロール管理は重要です。バーネット法を効果的に実践するには、最低でも100単位ほどのバンクロールを準備しましょう(もしくは、バンクロール全体の1%を1単位としてバーネット法を始めましょう)。
バーネット法の強みと弱みを理解して実践は計画的に
最後に、バーネット法を実践する際の注意点をまとめます。
損失のリスクが少ない守りの手法として堅実に使う
バーネット法は連敗しても損失を最小限に抑えられるというのが最大のメリットです。連敗が続いたからといってシステムから逸脱すると、そもそもバーネット法を使う意味がありません。少々の連敗で動じることなく、冷静に実践するようにしましょう。
攻略法は必ず勝てる完璧なシステムではない
何度も書いているとおり、バーネット法は長期的な攻略法とはなりえません。うまくいかなくても、冷静に!時にはすっぱり諦めてやめる勇気も必要です。
プレイヤーの責任あるギャンブル
低リスクなバーネット法を使ったとしても、ギャンブルであるかぎり勝負は時の運。ギャンブルはあくまで娯楽として、責任をもって楽しみましょう。
よくある質問
- Qオンラインカジノのバーネット法の欠点は何ですか?
- A
勝ち負けが交互に続くと必要以上に損失がふくらむのがバーネット法最大の欠点です。
- Qオンラインカジノのモンテカルロ法の使い方はどのようにすれば良いですか?
- A
モンテカルロ法を実践するにはまず、記録するための紙と筆記用具が必要です。数列を書いていき、勝ったか負けたかによって次の賭け金を決める方法ですが、面倒なわりにメリットがほとんどないため、実践はおすすめしません。
- Qオンカジで勝てないのはなぜですか?
- A
ギャンブルは時の運なので、勝てないこともあります。そもそもどんなゲームにもハウスエッジがあるため、長期的に勝ち続けるのはほとんど不可能です。
- Qオンラインカジノのパーレー法とは何ですか??
- A
オンラインカジノのパーレー法とは、勝ったら賭け金を2倍に増やしていくベッティングシステムのことです。負けたら最初の賭け金に戻します。