この記事では、オンラインカジノで重要な控除率という数値について解説していきます。
オンラインカジノの控除率は低いほどプレイヤーにとって有利なゲームと言われています。控除率とセットで覚えておきたいキーワードである、還元率と一緒に控除率について詳しく理解を深めましょう!
オンラインカジノにおける控除率とは?
オンラインカジノの控除率とは、ハウスエッジと呼ばれることもあります。簡単にいうと控除率=運営サイド(胴元)の取り分や利益にあたる部分のことです。
一方で、セットで覚えておきたいキーワードに還元率という言葉があります。還元率は、RTPとも呼ばれており、全体を100%とした時に、控除率を差し引いた数値が還元率ということになります。
オンラインカジノは還元率が高いとよく言われていますが、その意味はオンラインカジノは控除率が低いという意味と同義語と考えて良いでしょう。
オンラインカジノにおいての控除率と還元率(RTP)の関係性
還元率と控除率は、対極的な構図です。
これらの点を踏まえて、控除率と還元率の考え方や関係性、控除率を割り出す計算式は以下の通りとなります。
- 控除率 → プレイヤーの賭け金のうち、胴元であるオンラインカジノ側(運営側)に持っていかれる割合
- 還元率 → 賭け金のうち、胴元がプレイヤーに払い戻す金額の割合
- 還元率+控除率=100%
つまり、オンラインカジノの還元率を97%としたときに、控除率は3%ということになります。そのため、控除率が低いギャンブルの方がプレイヤーにとっては儲けやすいという考え方になります。
控除率が低い場合、還元率が高いゲームということになります。反対に、控除率が高いと還元率は低いゲームということになります。
オンラインカジノの控除率を知っておきたい理由
オンラインカジノの運営はもちろん胴元(運営側)の利益があってからこそ成り立っています。
しかし、オンラインカジノでゲームを選ぶ際に、控除率を一つの参考にすることで勝ちやすいゲーム(還元率の高いゲーム)をオンカジ初心者であっても簡単に見極めることができます。
各オンカジゲームの控除率と還元率のバランスは、プレイヤー全員のベット結果の平均の値から算出されています。プレイヤーの全員が賭け金に対して何パーセントの利益を出しているかによって、還元率は決められます。
つまり、ベット額の95%払い戻しがあるプレイヤーもいれば、120%、200%という高い払い戻し率をたたき出すプレイヤーもいます。
一方で60%や40%しか運悪く払い戻しが受けられず損失を生み出してしまう場合もありますよね。
つまり、控除率が低いということは、それだけ還元率が高いということになるので、平均して勝った人の割合が高かったゲームという事になり、自分がプレイする場合でも勝てる可能性が高くなることが見込めるということです。
控除率が低いゲームは必ず勝てることが保障されてる?
では、控除率が低いゲームであればプレイヤーが必ず勝てるのか?という疑問が湧いてくるかと思います。
上述したように、控除率の低さは還元率の高さと密接に関係しており、還元率の高さの算出にはゲームに大負けしてしまった人の数値も含まれています。
この時点でお分かりの通り、ゲームに負けてまい、払い戻しが受けられない可能性もあるということです。
また、控除率や還元率の数値はどちらかというと長期的にプレイした場合に参考にできる数値であるため、1回だけオンカジゲームに挑んだ場合にはあまり参考にならない可能性が高いです。
とはいえ、オンラインカジノ内には控除率が低くおすすめと言われるゲームも沢山存在しますので、もしどのゲームで遊んだら良いか迷っていたら、控除率の低いゲームを選んで試してみるのも決して悪いことではありません。
日本のギャンブルとオンラインカジノの控除率の差はどれくらい?
日本人のオンカジプレイヤーであれば、日本で合法的に遊ぶことのできる店舗型のパチンコ・パチスロ屋や、競馬、一等は何億円にもなる宝くじ、サッカーくじであるtotoなどを利用している方も多いかと思います。
それでは、日本で楽しめるギャンブルの控除率と、オンラインカジノの控除率には違いはあるのでしょうか?
以下では、日本の公営ギャンブルと、海外運営のオンラインカジノやブックメーカーの控除率にはどれほどの差があるのかという実際の数値と比べてみました。これを見ればどこでベットするのが良いかという判断材料になること間違いなしです。
※当サイト調べの数値となります。その他の解説サイトで提供されている数値と若干の差がある場合があります。
オンラインカジノ
オンラインカジノ全体の控除率は、約3%と言われています。つまり、オンラインカジノ自体を全体で見た時のは還元率は、超高還元の97%です。
以下で詳しく説明しますが、プレイするカジノゲームによっても控除率はけっこう異なるので、あくまでも平均的な数値と覚えておきましょう。そのため、控除率の低さを重視するのであればどのようなゲームを選ぶかも重要なポイントになります。
とは言え、オンラインカジノゲームは、ほとんどのゲームが日本のギャンブルに比べ控除率が低いという風に考えてもらって良いでしょう。
ブックメーカー
お次はブックメーカーの控除率です。ブックメーカーにおける控除率は、2~5%と言われており、選んだスポーツや賭け対象によって大きく変わってきます。なので、こちらの場合もベット対象によって異なることを覚えておきましょう。
つまりブックメーカーおける還元率は、約95%~98%ということになります。この還元率の高さからも分かる様に、オンラインカジノと同等、もしくはそれ以上の還元率と言えます。
ただし、還元率の大きさとは、 あくまでもプレイヤー全体で見た時の払い戻しの割合の目安であって、必ずしも95%以上の資金の払い戻しが保証されているものではないということに注意してくださいね。
日本の店舗型パチンコやパチスロ
続いて日本で人気の公営ギャンブルであるパチンコやスロットにおける控除率です。パチンコやパチスロの控除率は、平均で10~30%と大きな開きがあると言われています。場合によっては2~30%とさらに大きく開く場合があるそうです。これは、開催されるイベントや店舗の方針などによっても還元率が大きく変動するから一概に断言できないという特性があります。通常の控除率は10%~30%で還元率は70%~90%の間に収まると考えて良いでしょう。
パチンコやパチスロは、日本で合法的に遊べる賭け事の中では最も控除率が低いギャンブルと言われています。
覚えておきたい知識としては、上述した通り、たとえ同じ機種であっても、オンラインカジノのように控除率が常に一定ではないという点です。店舗や機種、来客人数、イベント日によってもかなり波があるギャンブルであるため、単に控除率の低さを過信して継続してプレイをしていく場合には注意が必要です。
パチンコ・スロット店舗の場合、店側ががどれだけお客さんに勝たせたいのかという意志決定によって影響されていると思っておきましょう。そのため、甘釘台や高設定台、天井狙いやゾーン狙いの台と言われる台に限っていえば、控除率は2%にもなりうるのです。
宝くじ
日本の宝くじにおける控除率は、なんと驚きの約55%台と言われています。半分以上が控除率であるため、宝くじの還元率は45%台程と言われており、日本で遊べる賭け事の中でも最も低い部類に入っています。数字だけ聞いてしまうともう宝くじを買う気になれないくらいの脅威的な控除率の高さであることが分かります。
この数字はつまり、100,000円分の宝くじを買ったとしても50,000円以下の価値しかないということと同じ意味になり、宝くじを購入することで購入者が高い当選金額に見事当選して、利益を見込むことがいかに難易度が高く、可能性として低いかということを示しています。
もちろん、上位入賞券を手にすることができれば購入者は大きく得をすることができる分、多くの人がそれを夢見て買うのが事実ですが、この記事を読んだことで全体への還元が半分以下しかないという衝撃的な事実を知った後、どのように受け止めるかはあなた次第です。
競馬
日本の競馬はパチンコやパチスロに並ぶ人気の賭け事です。日本の競馬における控除率は約25%ほどと言われています。つまり、馬券全体の総額の4分の1が控除率として胴元の儲けになる仕組みです。競馬の還元率は、 約75%前後と言うことになるので、公営ギャンブルにおける競馬の控除率は、宝くじと比較してはるかに優遇されていると言えますが、日本の公営ギャンブルにおいては中間地点、そこそこと言ったところでしょうか。
競馬も、日本政府が認めている公営ギャンブルに属していますが、競馬の場合は賭け対象を選択する必要があるため厳密な還元率は75%前後、その時のレースにもよります。購入を希望する馬券の種類によっても異なることを覚えておきましょう。
そのため、競馬の控除率の場合は、単勝や複勝などといった配当が大きくない馬券を買った場合のほうが、控除率は低くなる傾向があります。競馬の控除率の場合は、馬券によっても異なる控除率が設定がされていることを覚えておきましょう。
競輪
競輪における控除率は、約25%前後と言われています。これは上述した競馬とほぼ同じと考えて良いでしょう。同じ公営ギャンブルの仲間である競馬との大きく異なる点で言えば、競馬は馬券の種類によって控除率が変わるのに対して、競輪の場合では、車券の種類によって控除率は基本的に変わることはありません。
つまり、最も当たりにくいと言われている三連単の車券を買った場合でも、最も当たりやすいと言われているワイドの車券を買った場合でも、控除率は一律して約25%ほどということになります。
競艇
競艇における控除率は、基本的にほとんどの競艇場が25%に設定していると言われていることを覚えておきましょう。これは、競艇の還元率が、モーターボート競走法によって75%から80%までというように定められているからです。また、払戻金(勝利金)の上限となる限度額は、運営している国土交通省によって2,000万円までと決められています。
競艇の控除率の大きさを簡単に説明するとするなら、舟券を買った人がまったく予想や下調べをせずにランダムに舟券を買い続けた場合、ほぼ必ず負ける結果となる程度の数値と言われています。
オートレース
オートレースにおける控除率は、約30%前後と言われています。スポーツ系の公営ギャンブルでは最も高い控除率となっています。
控除率は、試合やレースの規模や市場規模、売り上げの大きさがなどが胴元の利益配分と密接に関係してくるため、それらの規模が競馬や競輪などといった他の公営ギャンブルに比べて小さい分、オートレースは控除率をある程度高くしないと運営を存続させることができないということでしょう。
サッカーくじtoto
totoにおける控除率は、還元率と半々の約50%と言われています。日本で人気のBIGくじもtoto同様、スポーツ振興くじという扱いにっており、BIGもtotoも控除率は同じと言うことで、ちょうど50%になるように調整されています。
つまり、totoやBIGくじは宝くじの次に控除率の高いワースト2であるということになります。半分の控除率ということは、1,0000円分のくじを買っても、5,000円分しか戻ってこないと言う意味合いと同じになります。
しかし、totoを単発購入した場合の影響はほとんど無いとも言われており、還元率が影響してくるのは長期戦になった時の数値というように捉えておきましょう。
totoを試しに買ってみたいという場合や、遊び半分で1回だけ購入したいというのであれば、上記の控除率はそこまで気にしなくとも問題ないと思います。しかし、もし毎週のようにtotoくじを利益を得るつもりで買っているのであれば、控除率が圧倒的に低いえとされるブックメーカーのサッカーでベットした方が確実に勝ちやすいということです。
オンラインカジノの控除率が低い理由
ここまで、オンラインカジノやブックメーカーの控除率が圧倒的に低いという事実をご紹介しました。
それではこれらの控除率が低く保てるのは何故なのでしょうか?
それは、圧倒的に運営費用や維持費用が大幅に省けるという点にあります。オンラインですべてを完結できることから、店舗を構える必要もなく、スポーツ試合やレースを行う会場の維持費なども一切かからないため、プレイヤーにより還元できる環境を提供できるのです。
オンカジゲームの控除率の低さをゲーム別でみてみよう!
そんな控除率の低さが売りのオンラインカジノですが、人気カジノゲーム別で見た時の還元率はそれぞれどのくらいになるのでしょうか?
スロットゲーム
オンラインカジノの大人気ゲームであるスロットゲームですが、控除率は平均して2~4%前後です。スロットゲームの場合、オンカジサイトもしくはゲーム内に還元率がRTPとして表示されていることがほとんどなので、プレイヤーは簡単に各スロットゲームの控除率を計算することができます。
控除率の低さを元にスロット選びをした場合、スロットのゲーム性上、ジャックポットやボーナスゲームなどに大きな割合が配分されていることに留意してください。そのため、短期間では控除率の低さを実感できない場合もあります。
スロットプレイで大きな勝利金を狙いたいのであれば、ジャックポットスロットを有効に利用したり、ボーナスを購入機能でフリースピンの高配当を狙ったりなどの合わせ技も利用していきましょう。
ルーレット
ルーレットにおいての控除率は、2.7%〜5.27%程度と言われています。 的中者に分配される賭け金(還元率)は、94.73〜97.30%程度ということになり、控除率が非常に低いことが分かります。
「0」と「00」の2つのゼロがあるアメリカンルーレットの控除率と、0から36までの37個の数字で賭けるヨーロピアンルーレットの控除率には数パーセントの開きがあると言われているので、基本的に選択可能な場合は控除率がより低いヨーロピアンルーレットが推奨されています。
ポーカー
ポーカーの控除率は約1~5%と言われています。ポーカーの場合、遊ぶポーカーの種類によって控除率は変わります。例えば、テキサスホールデムポーカーは控除率が驚異の約1%と言われていますが、3カードポーカーは5%程度となっています。
しかし、ポーカーのゲーム性は特にルールが複雑で、ある程度のスキルや経験値が必要な為、あまり初心者向きとは言えません。場合によっては実際の控除率を大きく上回る場合もあります、控除率は低くてもゲーム選びはかなり重要な要素と言えるでしょう。
バカラ
バカラの控除率も約1%前後と言われており、かなり良い数値です。バカラは、プレイヤーとバンカーのどちらが勝利するかを予想するシンプルなゲーム性ですが、バンカーとプレイヤーベットの両方で高い還元率を維持しており、引き分けの可能性は低いかつ、還元率のバランスも低いことが大きな理由です。オンカジ慣れしているプレイヤー達がこぞってプレイするには理由があるのですね。
ブラックジャック
ブラックジャックの控除率は、驚異の約0.5%と言われています。賭け方やルール、戦略によっては還元率が102%にもなるほど優秀なので、人気も高いです。バカラやルーレットも控除率の低さは申し分のないゲームですが、さらに低い控除率を誇るのがブラックジャックです。多くのプレイヤーが勝ちやすいゲームとしてプレイしている人気のゲームですよね。
ここまで控除率の低い理由としては、ストラテジーチャートなど、統計的に勝ちやすい戦略を利用できる点や、運要素だけではないプレイヤーの意思決定によって勝率を上げることができる要素があるゲーム性のため、多くのプレイヤーが高い還元率をたたき出すことができるからです。
まとめ:オンカジの控除率は低い=勝ちやすい!?
いかがでしたでしょうか?オンラインカジノ全体の控除率の低さは、日本のギャンブルに比べて約3%という驚異的な低さ、ブックメーカーにおける控除率は、2~5%言われています。
一方で、宝くじやスポーツ振興くじの控除率の高さは約半分にもなり、圧倒的に不利であることは明らかです。これらの数字の結果からも一目瞭然ですが、オンラインカジノやブックメーカーの控除率の低さは、自信を持っておすすめできる数値と言えるでしょう!
控除率の低さででおすすめできるカジノゲームとは?
オンラインカジノゲームごとの控除率および還元率のバランスは以下の通りです。
ゲーム一覧 | 控除率 | 還元率 |
スロットゲーム | 2~4%前後 | 約96〜98% |
ルーレット | 2.7%~5.27%前後 | 約94.73~97.30% |
バカラ | 1%前後 | 約99% |
ブラックジャック | 2~4%平均で0.5%前後 | 約96〜102% |
ポーカー | 1~5%前後 | 約95〜99% |
オンラインカジノゲームの控除率の低さで圧倒的におすすめできるのはブラックジャックで、続いてバカラやルーレットではないでしょうか?とはいえ、スロットゲームの控除率も決して悪い数字ではありませんし、ポーカーも経験値のある上級者には充分おすすめできます。
自分自身のスキルと経験値に合ったゲーム選びや、攻略法の導入で勝率を上たり、好きなゲームで知識深めてベットすることも勝率を高める戦略です。ぜひこのオンカジゲームの控除率データとこれらの戦略を掛け合わせて、ベットに役立ててみてくださいね。
よくある質問
- Qオンラインカジノにおける控除率を把握しておくことの重要性は何ですか?
- A
オンラインカジノでゲームを選ぶ際に、控除率を一つの参考にすることで勝ちやすいゲーム(還元率の高いゲーム)をオンカジ初心者であっても簡単に見極めることができます。
- Qスロットゲームにおいての控除率の平均はどのくらいですか?
- A
オンラインカジノのスロットゲームの控除率は、平均して2~4%前後です。スロットゲームの場合、サイト内またはゲーム内に還元率がRTPとして表示されています。そのため、プレイヤーは簡単に各スロットゲームの控除率を計算することができます。
- Qオンラインカジノで控除率の低いゲームにはどんな種類がありますか?
- A
オンラインカジノにおける控除率の低い代表的なゲームには以下のようなものがあります。
- スロットゲーム 約2~4%
- ルーレット 約2.7%~5.27%
- バカラ 約1%
- ブラックジャック 約2~4%、平均0.5%
- ポーカー 約1~5%
- Qオンラインカジノにおいて控除率は還元率とどのような関係がありますか?
- A
控除率と還元率は、対極的な存在です。
控除率が低い場合は還元率は高いゲームという意味になります。反対に、控除率が高いと還元率が低いゲームということです。
控除率と還元率の考え方や関係性、控除率を割り出す計算式は以下の通りとなります。
- 控除率とは、胴元であるオンラインカジノ側(運営側)に利益として持っていかれるプレイヤーの賭け金の割合
- 還元率とは、 賭け金のうち胴元がプレイヤーに払い戻す金額の割合
- 還元率+控除率=100%
つまり、オンラインカジノの還元率は98%としたときに、控除率は2%ということになります。このことから、控除率が低いギャンブル=プレイヤーにとっては儲けやすいという考え方になります。